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シャーロック・ホームズの部屋

「BAM 鎌倉に再現されたシャーロック・ホームズの部屋」

BAMでは、ロンドンのシャーロック・ホームズ博物館から強い影響を受け、“ホームズの部屋”を再現しました。部屋の中には、100年以上前の生活で実際に使われていた英国アンティークが配置され、直感的にヴィクトリア時代を理解し、愉しんでもらえるのではないでしょうか。

今回、「シャーロック・ホームズ博物館ロンドン」のディレクターやホームズ研究家の協力を得て、物語に登場する本物のヴィクトリア時代~エドワーディアン時代の家具、椅子、シルバー、照明、絵画を一つ一つ選定していきました。もちろん、すべてBAM館長の土橋コレクションを使用して再現した渾身の空間です。

まず、3階フロアに入ると、ヴィクトリア時代のアンティークドアと貴重なBaker Streetオリジナルサイン、ガス灯がお出迎えします。その奥には、「ホームズ物語」で度々登場する依頼人を迎え入れるリビングルームがあらわれます。

ロンドンのホームズ博物館に準じて、赤を基調とした英国御用達の壁紙を採用しています。また、ヴィクトリアン暖炉と肘掛け椅子も配置。ベッドルームにはモスグリーンのモリスの壁紙が施され、ホームズの生活を表現すべく、ロンドンのデパートJames Shoolbredの英国御用達の1890年製アイアンシングルベッドやトイレも設えました。

さらに、物語にも登場するソーダ水をつくるためのガソジン、蓄音機、おなじみの服(インバネスコート)、鹿撃ち帽(ディアストーカー)、パイプ、薬品瓶や顕微鏡、鏡などの小道具類などシャーロキアン(熱狂的なシャーロック・ホームズのファン)には垂涎の初版本コレクションも展示しています。「ホームズ物語」の中に登場するインテリアはとても重要であり、それを紐解くのもの楽しみの一つでしょう。

また、館内には“ワトスンの書斎”と名付けられた館長室も存在します。そこにはワトソンに縁のある当時の医療器具や書籍、オイルランプなどが展示され、ホームズの蝋人形とセットで物語の世界に入っていくことができます。

重大な事件が発生すれば土橋館長もこの部屋に出没するので、気軽に声を掛けて頂きたいと思います。